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排煙脱硫とは
石炭火力発電所などの排ガスから硫黄酸化物(SOx)を除去する技術で、アルカリ水溶液やスラリーでSO₂を吸収する「湿式」や、活性炭等を用いる「乾式」がある。火力発電所等における大量処理から小規模工場プラントでの処理まで、化石燃料を燃焼する施設で設置され、規模やコスト、副産物の種類と用途等によって様々なプロセスが選択されている。
軽マグ排煙脱硫法
軽マグ排煙脱硫は、軽焼マグネシウムを水に反応させてつくった水酸化マグネシウムを、排ガス中の亜硫酸ガスと反応させて吸収し、酸化させて、無害な硫酸マグネシウム(溶液)として排出します
【特徴】
- ・排水中の硫酸マグネシウムは、海水中に存在する成分で無害であり、容易に放流できます。(環境にやさしい)
- ・人体への危険がなく、凍結の心配もありません
- ・高効率の脱硫ができ、スケールトラブルの心配がありません
- ・装置全体が簡素化できるので、小型の排煙脱硫に適しています
炭酸カルシウム排煙脱硫法
炭酸カルシウム排煙脱硫は、炭酸カルシウムを水に懸濁させた石灰石スラリーを、排煙中の亜硫酸ガスと反応させて吸収し、空気中の酸素や水により、石膏として回収します
【特徴】
- ・副産物として石膏が生成できるので、環境にやさしい
- ・炭酸カルシウムは、国内で容易に入手できます
本社所在地
〒455-0071愛知県名古屋市港区新船町2丁目1番地4先TEL:052-654-1333FAX:052-654-1260